2025年のゴールデンウィークが近づいてきました。今年のゴールデンウィークは4月29日(火)が「昭和の日」で祝日となりますが、前後の日程を上手に調整すれば最大11連休も可能な日並びとなっています。旅行計画を立てている方のために、国内外の人気観光地をご紹介します。
海外人気旅行先ランキング
2025年のゴールデンウィークは、アジア圏の都市が特に人気を集めています。エクスペディアの調査によると、1位は「ソウル」、2位は「台北」、3位は「ホノルル」となっており、上位3位は秋や冬の人気ランキングと同じ顔ぶれとなっています。
スカイスキャナーの発表によると、日本人旅行者に人気が高いのは、リゾートと都市観光の両方を楽しめるバンコクをはじめ、台北、デンパサール(バリ島)、シンガポールなど、短期間で訪れやすいアジアの都市です。また、ロンドンやパリ、ロサンゼルス、ホノルルといった欧米圏の都市も検索数を伸ばしており、休みを取得して長期旅行を計画する層の存在もうかがえます。
「急上昇中の旅行先」としては、イスタンブールが昨年対比147%の増加を記録し、続いてヘルシンキ、カイロがランクインしています。これらの都市は、長期休暇を活用すれば存分に楽しめるだけでなく、比較的物価が安いためコストを抑えて旅行できる点が魅力となっています。
HISの調査によると、台湾やソウルなど3連休で満喫できるアジア方面が人気を集める一方で、パリやバルセロナなどヨーロッパもランクインしています。物価高や円安の影響からか、アジアを旅行先として選ぶ人が依然として多い傾向にあります。
国内おすすめ観光スポット
国内旅行では、ゴールデンウィークならではの絶景スポットが人気を集めています。特に花の名所が多く、以下のスポットがおすすめです。
花の絶景スポット
- ひたち海浜公園(茨城県):例年4月中旬〜5月上旬頃が見頃で、みはらしの丘一面がネモフィラの青で彩られる光景は壮観です。
- あしかがフラワーパーク(栃木県):長さ80mの白藤のトンネルや大藤棚が見どころで、白や紫、うす紅、黄色など様々な色の藤の花が咲き誇ります。
- 弘前城(青森県):「桜の城」として有名で、約2,600本の桜が園内を美しく彩ります。散った花びらが濠を埋め尽くす光景は必見です。
- 羊山公園(埼玉県):約17,600平方メートルに10品種40万株の芝桜が植えられており、ピンクや白・紫の色とりどりの芝桜が一面に咲きます。
- 河内藤園(福岡県):広大な園内に22種類の藤の花が咲き乱れ、花のトンネルやドームなど、紫のグラデーションを作り出す光景が魅力です。
エリア別おすすめスポット
関東エリアでは、東京の湾岸エリアや渋谷再開発エリアで旬のアクティビティや最先端の体験を楽しめます。神奈川県のさがみ湖リゾートプレジャーフォレストでは自然の中でのアクティビティが充実しています。
関西エリアでは、大阪まいしまシーサイドパークでネモフィラの絶景を楽しんだり、大阪府民の森で自然を満喫したりできます。
その他のエリアでは、立山黒部アルペンルート(富山県)の「雪の大谷」が人気です。平地では暖かくなってくるGW頃でも、標高約2,500mの立山室堂平では20mにも及ぶ雪の壁が見られ、その間をバスとウォーキングで観光できます。
旅行計画のポイント
2025年のゴールデンウィークは、4月28日(月)をお休みにすれば4月26日(土)から4連休、5月3日(土)から4連休と前半・後半で2回の4連休になります。さらに、4月28日(月)・4月30日(水)~5月2日(金)の4日間お休みが取れれば最長11連休も可能です。
近年は訪日外国人客の急増により、連休等をずらした時期でも予約が取りにくくなる傾向にあります。旅行先が決まったら、早めの計画と予約が必須となるでしょう。
国内では、最大11連休にできる2025年のゴールデンウィークは、家族で、仲間で、デートで、一人旅で、とびきりのお出かけを楽しむ絶好の機会です。
今年のゴールデンウィークは、国内外の魅力的な観光地で素晴らしい思い出を作りましょう。
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